「茶色の小瓶」アドリブ演奏しちゃおう！（音楽療育、出張グループレッスン）

2022.08.032022.08.04

こんにちは(*^-^*)

東京都足立区でエレクトーン教室・ミュージックベル教室を開いております「co-nekoみゅーじっく・こねこのて音楽教室」の檜垣（ひがき）です。

月に1回、もう20年を越えたでしょうか？
作業所さんで一緒に音楽を楽しませていただいています。

今年のチャレンジ曲は「茶色の小瓶」

肢体不自由の方もいるし、知的障がいの方もいらっしゃる作業所さん。
なかなかに合奏が難しい環境ではあるのですが、みんなで演奏することを楽しみに活動しているグループでもあるのです。

昨年は「美女と野獣」を1フレーズずつ分担して弾くという方法で、教室のみんなと一緒に1曲を完成させました。すごく素敵な1曲に仕上がって。よかったなって。

今年は「茶色の小瓶」にチャレンジすることにしました。
ちょうど利用者さんにKinKi Kidsが好きで、私もKinKi Kidsファン。いつも話が大盛り上がりする方がいらっしゃるのですが「今年、一番搾りのコマーシャルがKinKi Kidsだよね！あの曲、茶色の小瓶だよね！」って。
ほとんどの利用者さんが成人されている方。
ついついビールの話で盛り上がります♪

アドリブの「第一歩」は難しくないところからで大丈夫！

「アドリブ」と聞くと、かっこいいなぁ〜！と思う反面、「逃げたい…」と思う音楽経験者さんも少なくないもの。
私も「はい！アドリブ！」って言われると逃げたい人種です笑

でも、そんな私にアドリブの「第一歩」を教えてくれたのは、以前お仕事をさせていただいていた楽器店でポピュラーピアノを教えていらっしゃる先生でした。
その時の課題曲は「Cジャムブルース」
この曲のアドリブを、「ド」の音だけを使ってワンフレーズずつ、参加者みんなで持ち回って弾いてみよう！という店頭イベントに参加させていただいたのでした。

「ドだけでいいんです」

これが目から鱗でした。

まずは1小節ずつ。
「ド」の音だけを弾いて、次の人にバトンタッチしていきます。

「ドドド」
「ドーッドド」
「ドドドドド」
「（うん（休符））ドドド」

全部オッケー！
オクターブを変えて「ド」を弾いてもいいかもね！なんて。

そっかここから始めたらいいのか！って。

次は2小節。
「（うん）ドードッド、ドドッドー」

かっこいいじゃないか！

実は、アドリブの第一歩って、「音と遊ぶこと」からなんです。
もちろん、そこそこのルールはあるのですが、少しずつ少しずつ。

誰でも最初は「アドリブ」の「引き出し」、空っぽなんです。
少しずつ「アドリブ」の「パーツ」を引き出しに入れていきましょ。
忘れちゃいそうだったら書いてもいいんです。
その、アドリブのパーツが増えていけば…きっとアドリブは怖くなくなるんです。
私自身も、今はアドリブのパーツを少しずつ少しずつ、自分の「アドリブの引き出し」に入れているところです。