ちょっとしたTipsをお伝えできたら…「楽しかったです！」と言っていただけて良かった！（T先生、エレクトーンオンラインレッスン）

こんにちは(*^-^*)

東京都足立区でエレクトーン教室・ミュージックベル教室を開いております「co-nekoみゅーじっく・こねこのて音楽教室」の檜垣（ひがき）です。

えええ、だってT先生に私が教えられることなんかないですって！
という会話から始まった、今回のレッスンだったのです。

T先生がお困りだったことは…

T先生に限らずなのですが、最近、先生をされている方からのレッスン依頼があります。
そのほとんどが「エレクトーンの操作に関すること」

エレクトーンの機種は1つだけではありません。
現行モデルは「エレクトーンステージア（STAGEA）02」というものですが、この「02」の中にも種類があります。
「ELS-02X」「ELS-02C」「ELC-02」「ELS-02」「ELB-02」の5機種。
搭載音色の数が多い順に並べて書いてみましたが、基本的にはどの機種でもほぼ同じ音が出ます。
ただ、残念ながら「ELS-02X・02C」の音が「ELB-02」では出なかったり、逆に「ELB-02」の音を「ELS-02X・02C」で出すと、ちょっと「か細い」感じになってしまったりすることがあります。
この、機種間の音色の違いを、生徒さんが持っているエレクトーンに合わせて調整するのが先生の仕事の1つだったりしています。

さて。

T先生がお困りだったのは、「ELC-02」という機種のこと。
この機種、ちょっと操作が難しい…難しいと書くと語弊がありますが、ちょっと「コツ」のようなものが必要だったりもするのです。

ELC-02という機種

エレクトーンステージアという機種は、型番的に言うと最初に「01」モデルが発売されました。
2004年のことです。

この2004年に発売された「ステージアシリーズ」の中にも、ELC-02に似た機種がありました。

通称「D-Deck」と呼ばれていた機種です。

このD-Deck、バラして持ち運びをするのに長けている機種でした。
（01シリーズはカスタムもスタンダードも、バラして運べる設計でしたが、機動力という意味ではD-Deckが一番だった気がします）

バラしてどこに運んでいくのを想定されていたのか。

ライブハウス、です。

ライブ向けの機種だったんです。

もちろん、エレクトーンとしての使用もできますので、通常通り「上鍵盤・下鍵盤・ベース鍵盤」の3段にセッティングして使用することも可能です。
でも一方で、ライブ中に、演奏とは関係ないボタンを押してしまって設定が変わってしまわないように、通常のモデルよりも「ボタンが表面に少ない」機種でした。
音作りなどの作業を「タッチパネル」内で行うようになっていました。

通常のモデルも、タッチパネル内で設定をする項目はありましたが、いわゆる「音色」のボタンなどが表面に出ているのに対して、D-Deckは表面にあまりボタンが出ていないタイプでした。

T先生がお使いのELC-02も、設計的に引き継いでいる部分があります。
それもあって、長年エレクトーンを弾いていらっしゃるT先生としては「音作りの操作がしにくい」という実感をお持ちだったのだと思います。

実は！ステージアシリーズから便利になった機能があるんです！

以前のEL-900シリーズ、その前のEL-90シリーズにも、実はあった機能ではあるのです。
ただ、その時代は本体にその機能は入っておらず、付属のフロッピーディスクを使用することで、音作りの作業を助けてもらえるツールだったのです。

「レジストレーションメニュー」と、言います。

このディスク、以前のELシリーズの場合、取扱説明書と一緒についてきていました。

これ、ステージアシリーズからは「レジストレーションメニューボタン」というものになり、本体に搭載されたのです。

これが便利♪
ELシリーズの時も便利だったけど、本体に入ってるというのが便利。

T先生はさらにその前の機種からエレクトーンを弾いていらっしゃったこともあって、「イチから音を作ってリズムを打ち込む」ことができる方だったので、ステージアシリーズになってから「イチから音を作ってリズムを打ち込む」ための最初の設定が難しく感じてしまわれていたようなのでした。

正直なことを言います。
私自身も、イチから音を作ったり、リズムを打ち込んだりすることは…正直そんなにありません。

レジストレーションメニューに、ほとんどの要素が準備されているからです。

例えが難しいですが、カレーを作るのに、まずは必要なスパイスを買いに行って揃えてカレーを作る…までしなくても、カレールーがもうすでに準備されているという感じです。
そこに自分でカスタマイズする、みたいな。
カレールーでカレーは作るけど、隠し味でコーヒーを入れたり、特定のスパイスを足したり…そんな感じ。

まずはカレールーを使ったカレー作りから、みたいな手順でいかがですか？って。
ご提案をさせていただきました。

1曲、一緒にレジストレーションメニュー使って、音作りしてみましょう、って。
1時間のレッスンで1曲、音とリズムを作り上げました。
設定的なところは少し次回に持ち越しになってしまいましたが、こういう手段もあるんです、これ結構お手軽で便利じゃないですか？って、お伝えできたかなと思います。

「楽しかったです！」って、終わった後に感想を送ってくださいました。
インスタに乗せます！写真いいですか？って、写真を撮って送ってくださいました。
zoomでのレッスンでしたが、こういう記念撮影もいいですよね♪

普段、生徒さんのお写真は載せていないのですが、T先生の快諾もあり、今回はお写真付きで。

もうお1人で大丈夫だと思いますが、説明が足りない部分などあれば、遠慮なく追加で聞いてくださいね！
いつものオンラインレッスン同様、レッスンメモを送らせていただきました。
ご不明点は、しっかりフォローさせていただきます！

T先生が操作に長けていない、ということではないのです。
ここはしっかりと書いておかなくてはならないこと。
むしろ、私よりずっと音作りには長けていらっしゃるし、演奏もとても上手な方です。

エレクトーンを使っていると、まだまだ「その設定は触ったことがない」「その機能は使ったことがない」という部分があるんです。私自身もあります、そこは使ったことがないっていう設定や機能。

例えが本当に難しいですが、「エレクトーンってパソコンとかスマホみたい」と思っていて。
なんでも入ってるんです。機種変更するまでの間に触りきれないほどの機能やデータが。
よく使う部分は得意だけど、自分としてはそこまで使わない部分は、あまり知らないまま次の機種に行ってしまうこともあって。

多分、使わずに次の機種に行ってしまう機能って、どんな家電でも、パソコンでもスマホでも…エレクトーンにもある、んだと思うんです。

いいんです。

自分に必要な機能が、必要な時に使えれば。
そう思います。

だから、もし、私が得意で「そこはわかる！」と思う部分は、お伝えできると思います。
私自身も先生業をやりながら、まだまだ生徒の立場に居続けているのも、もっと使えるようになりたいし、弾けるようになりたいから。
提供できる分野は今後も広げていきたいと思います。
そして、これからエレクトーンを始める方へのレッスンはもちろん、オンラインレッスンも含め、ちょっとしたTips（コツや技）をお伝えできるようなレッスン、続けていけたらいいなと思っています。

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